燦太郎の日記

思ったこと、感じたこと、考えていることを自由に書いています

Brad Mehldau Trio!

 

 

どうも。燦太郎です。

 

 

 

 

 

ついにこの日を迎えることができました!

待ちに待ったブラッド・メルドー・トリオの関西公演です!!

 

 

 

 

ジャパンツアー2019が決まった時からずっと楽しみにしていたので、生で聴くことができてとても幸せでした。

メルドーのようなクラシカルな響きを持つピアノは、ホールとの相性もバッチリ。

アンコールを計3回もしてくれて、ボリュームたっぷりなライブでした。

 

 

 

 

トリオライブの醍醐味は何と言っても3人のバランスを感じること。

このトリオはバンドの色がはっきりしていて、トリオでは珍しく、3人とも似たように知的な印象を受けました。メルドーが緻密に繊細に作り上げた世界観を、リズム隊は決して崩すことなく、そしてさらにその世界が広がるようにしっかり支えているのを感じました。

 

 

 

 

最近リリースしたアルバムでジャズファンを唸らせているラリー・グレナディア、本当に素晴らしかったです。一曲目のイントロで、まず音がすごく良いと感じました。そして、流れもとてもよく、聴いていてとても気持ちがいいベースでした。長年メルドーと一緒にやっていることもあり、飾らない自然な感じがかっこよかったです。

 

 

 

 

そして私が一番印象に残ったのはジェフ・バラードのドラム!CDで聴いている時はそこまで気にしていなかったのですが、ライブでは彼から目が離れなくなってしまいました。もちろんソロが興味深かったというのもあるのですが、何より緊張感がずーっと続いているようなバッキングです。

まるで、水がパンパンに入った水風船みたいな緊張感だと思いました。割れそうで割れないギリギリをいく感じが...

普通に刻んでいても、急にぐわっとスネアで持っていたりする箇所があって、本当はもっとパワーでガツガツ叩くことができるけれども、しっかり状況に合わせてコントロールしている様子に知的さを感じました。脳ある鷹は爪を隠していて、たまにちらっと爪を見せるイメージです(どんなイメージやねん)。

 

 

 

 

 

メルドーのピアノはもう期待通りに素晴らしかったのですが、特によかったのはバラードです。ホールに一音一音響き渡ることをしっかり頭の中で想定しながら紡ぎ出していくその音が、もう本当に美しくて。しびれましたね。

あと印象に残ったのは、彼の左手の使い方。これまで見てきたピアニストの中でも圧倒的に左手をメインとして多く使っているように思いました。右手で細かい音を弾きながら、左手で中低音のゆっくりとした旋律を弾くシーンが何回かありましたが、ここにはとてもバッハを感じました。パイプオルガンで同じテーマを重ねていく過程で、低いメロディーが途中から入ってくる様子はまさにメルドーのプレイと似ているのかなと。

それにしてもメルドーの魅力はその音使いにもありますが、私はその組み合わせ方にあると思います。ソロの時でも、バップのフレーズが聞こえてきたかと思えば、次の展開でクラシカルになったり、一息でいろんな表現を見せてくれます。そういういろんな要素をかなり細分化した上で、流れに乗せて組み立てていくのは彼のセンスでしかできないことだと思います。

 

 

 

 

 

曲が終わって叫んでいた熱狂的なおじさまがいたり、はたまたとても若い人がいたりと、客層も幅広くてよかったです。

ちなみに一番驚いたのはメルドーの椅子の高さががめっちゃ低かったことです...

彼のこだわりが見れてよかった笑