燦太郎の日記

思ったこと、感じたこと、考えていることを自由に書いています

Hermeto Pascoal!

 

 

どうも。燦太郎です。

 

 

 

実は5/16にあったエルメート・パスコアールの大阪公演にひっそりと足を運んでいました。

エルメート・パスコアールは、現在82歳のブラジル音楽の大巨匠で、ブラジル音楽といっても、マイルスに楽曲を提供したこともあるジャズミュージシャンの一人でもあります。でも実際に会ってみると、年齢を感じさせない元気さでした。

 

 

 

来日公演のことを知るまではエルメートの音楽を全然聴いたことがなかったのですが、友人に勧められて聴いてみるとめちゃくちゃ良くて...

何がいいかというと、まずはブラジル音楽独特のリズム。

やはり普段からジャズ多めな私からすると、聴けば聴くほど不思議な感じがしてくるリズムなんです。ジャズはベースにかなり曲のリズムを委ねている印象がありますが、ブラジル音楽の場合は、パーカッションがその役割を担っている感じがあります。

なのでベースラインが割と自由にしたり、あるいは消えたりしても全然成り立っているんですよね。

言い方が変ですが、パーカッションが置いている強拍がベースやメロディーがとっている強拍とは違う次元にあるといいますか、

かなりディレイしたように聴こえる時があるので別の音楽を重ねていると思いきや、強烈な一体感があるんですよねぇ〜、一体どうなってんだろ笑

これを機にブラジルのリズムも研究しようかなと目論んでいるところであります。

 

 

 

 

そして、エルメート最大の魅力はメロディーラインです。

それは今回のライブのピアノソロでも痛烈に感じました。

ハーモニーの作り方はかなりジャズの要素が強くて、複雑な和音を巧みに使いこなしていたのですが、その一方で奏でられるメロディーはシンプルに美しかったです。

でもそのシンプルさが最大の魅力で、複雑化したいろんな音楽の要素を取り入れて取り入れて取り入れまくった結果、原点のシンプルなラインに戻ってきた時に感じる美しさたるやハンパないものを感じます。

そのハンパなさというのをあえて言語化してみると、純粋に心で音楽を感じるということなのかなと。

私が大ベテランの演奏に感動するときは、奏でる音にものすごく人生が詰まっていて、そして1音1音にめちゃくちゃ説得力があって、それがストレートに私たちの心に届くからだなと改めて思いました。

 

 

 

 

もちろんエルメートのサポートメンバーも素晴らしかったです。

特にピアノのアンドレマルケスとサックスのジョタ・ぺの情熱と超絶技巧には驚きました。

そしてエルメートの息子であるファビオ・パスコアールのパーカッションがこれまたすごい。とにかくトライアングルで刻み続けるリズムが圧巻で、私たちが幼稚園の頃とかに学芸会で演奏したあのチーンって鳴らす楽器とは思えなかったです。完全にトライアングルのイメージが変わりました。

 

 

 

ステージ上で凄まじい勢いの演奏を繰り広げたかと思うと、エルメートがステージの真ん中で体をひょこひょこ揺らしながら曲の指揮をとったり(その姿が超絶キュート)、みんなが打楽器を持ってリズムだけのアンサンブルを披露してくれたり、見ても聴いてもとても充実感のある楽しい公演でした。

観客の中には立ち上がって音楽に合わせて踊り出す人もいて、いつものジャズ界隈とはまた違った雰囲気が味わえて面白かったです!