燦太郎の「表現日記」

思っていること、考えていること、本やCDのレビューなどについて毎日書きます。

ジャズの今後

 

 

 

どうも。燦太郎です。

 

 

 

 

 

ジャズに関わっていく上でいつも思うこと。それは、今ジャズを分厚く支持している年配の方たちがいなくなってしまったら、ジャズは一体どうなってしまうのだろう、という不安です。

学生のジャズイベントは別にしても、ジャズのイベントや、ジャズ喫茶に訪れる人々はだいたい年配の世代です。戦後からの熱烈なブームを通ってきた人はだんだんと減ってきていて、ジャズに対して興味を持つ若い人がとても多いともいえないでしょう。

 

 

 

 

 

 

もちろん、音楽にも流行というものがあります。その時代を象徴するサウンドがあって、音楽はどんどん進んでいくものなのですが、だからジャズが衰退するのは仕方ないと考えるのはあまりにも悲しいです。

私自身が普通よりもかなり古典主義的であることに自覚はありますので、もしかしたら感覚の違いなのかもしれません。私は、博物館や美術館に行って過去の産物が私たちに与える影響はとてつもないものだと思いますし、哲学をやっていても、やはり古代ギリシアの思想が原点です。古いものを見直すことで今この時が明確に見えてきたり、原点を振り返ることで、そこからまた新たなインスピレーションが生まれたりするのです。

だから、初代ポピュラーミュージックであるジャズは私にとってはとても興味深いし、楽しく、魅力的な音楽であります。

 

 

 

 

 

 

私に音楽の楽しさを与えてくれたジャズを聴く場がどんどん減っていき、素晴らしいアーティストを支援するリスナーが減っていったら、一気にその存在感は薄くなってしまう気がします。クラシック音楽のように、何百年も歴史のある音楽は、支持層もかなり分厚く、ある一定の地位を獲得していますが、ジャズは100年程度の歴史しかありません。100年もあるかもしれませんが、100年しかないともいえます。

だからこそ、ジャズが流行した世代から離れた私たちがどうジャズを支えていくかが、今後のジャズのあり方を左右するように思います。

 

 

 

 

 

 

 

私の大好きなジャズ喫茶が、リニューアルを発表しました。これはジャズを若い世代に残していくための大きな決断だと思います。そうした上の世代の方達の働きかけに、私たち若い世代が応答していかなければ、次世代にジャズを生演奏で知ってもらう機会を生み出せません。学生のうちは金銭的に余裕がなかったりしますが、それでも今ジャズには若い力が必要になっていると感じます。

私は、私のようにジャズを面白いと思う次世代は少なからずいると思いますし、その出会いがまた新たな音楽を生むかもしれないという期待があります。でも好きなだけでは実質的に貢献できません。偉そうに書いてしまいましたが、私も何か自分にできることを模索中です。この文章が、若い人が少しでも今の日本のジャズの現状や、ジャズに関わるものの現状について考えるきっかけになれば幸いです。