燦太郎の「表現日記」

思っていること、考えていること、本やCDのレビューなどについて毎日書きます。

Louis Smith "HERE COMES LOUIS SMITH" CDレビュー#21

 

 

 

 

どうも。燦太郎です。

 

 

 

 

 

 

 

お久しぶりのCDレビュー。この間仕入れたばかりの、ルイス・スミス"HERE COMES LOUIS SMITH"をご紹介します。

 

 

 

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まず、ルイス・スミスについて知らない人も多いのではないでしょうか。彼はクリフォード・ブラウンの後継者と言われた、知る人ぞ知るジャズ・トランペッターです(ちなみに、彼のいとこはなんと同じくトランペッターのブッカー・リトルなんだそう)。

彼の音を一音聴けば、ブラウンの後継者と言われる所以がわかるでしょう。素早いパッセージの超絶技巧にも関わらず、聴くものを優しく包み込むような音色。それでいて華やかさもあり、安定感も抜群。

 

 

 

 

 

 

 

こんなに素晴らしいルイスがなぜ多くの人には知られていないのか。その理由は、彼が全盛期にたった2枚しかリーダーアルバムを作っていないからだと言われています。

この初リーダーアルバムを含め2作を58年に作成し、それ以降ジャズ界一旦姿を消し、再びリーダー作を作るのがその20年後の78年。この20年間、ジャズ界から一線を引いたのは、家族を養うために学校の教師としての仕事に力を入れたからなのだとか。この話を知ってからこのアルバムを聴き直すと、もう涙腺が緩みそうなくらいに心にぐーっとくるものがありました。ジャズだけでは食べていくのが難しい時代の中で、きっとルイス自身いろんな葛藤があったんだろうなと思うと、いろんなことを考えてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんなストーリーが隠されているこのアルバムですが、音源以外でも私のお気に入りのポイントがいくつかあります。

まず、ジャケットの彼の写真。よーくみると、なぜかチャイナ服のような衣装を着ています。コンセプトがよくわからないけどなんだか可愛らしさがあっていいです。

 

 

 

 

 

 

そしてサイドメンのアルトサックス奏者の名前は、

Buckshot La Funke(バックショット・ラ・ファンク)。めっちゃ強そうな名前...

実はこの男の別名はキャノンボール・アダレイ。契約の関係で変名を使うことになったようなのですが、それにしても変名のセンスがちょっとアホっぽくて面白い。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん演奏内容は最高にいいです!一曲目のルイスの冒頭のソロの完成度には驚きますし、何回聴いても感動ものです。おすすめなのでぜひ聴いてみてください!