燦太郎の「表現日記」

思っていること、考えていること、本やCDのレビューなどについて毎日書きます。

おすすめ本#6

 

 

  どうも。燦太郎です。

 

今回はおすすめ本第6弾ということで、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー

『荒野の40年』をご紹介します。

 

 

 

これは、ドイツ連邦共和国ヴァイツゼッカー大統領が、ドイツ終戦40周年を記念して行った演説を翻訳したものです。戦後、大きな罪の意識から徐々に立ち上がろうとするドイツ国民を目の前にして、これからの世代にこの事実をどう伝えていくべきなのかを強く訴えたその内容が高く評価され、学校の教材としても使われているようです。

 

 

 

私は高校の世界史の先生に教えてもらって読みました。歴史を直視することが、現実を見つめることにつながるというヴァイツゼッカー大統領の歴史観は、私たちが学ぶべきものそのものだと思いました。

 

 

 

事実を歪曲させることなく、ありのままをしっかりと受け入れ、それを偽ることなく後世に伝えていくことこそが私たちの使命であると述べる彼の言葉には、人間としての落ち着きを感じます。惨劇を生み出してしまったからこそ、しっかり冷静になって現実を受け入れなければ、また同じ過ちを繰り返してしまう。こういったことは、普段の生活にも当てはまることで、わかっているんだけれどもなかなか実際にはうまくできないことだと思います。しかし、できないと思っているだけではいけないと主張したのがヴァイツゼッカー大統領の強さです。

 

 

 

これは日本でも読まれるべき本だと思います。演説からはだいぶ年が立っていますが、この本の中にはまだまだ私たちの中で生き続ける言葉がたくさん詰まっています。

内容は濃いですが、分量は多くなくすぐに読むことができるので、ぜひ手に取ってみてください!