燦太郎の「表現日記」

思っていること、考えていること、本やCDのレビューなどについて毎日書きます。

『何者』読みました(おすすめ本#3)

 

 

 どうも。燦太郎です。

今日は前回に引き続き本のご紹介。しかし今回は小説です。

 

      『何者』(朝井リョウ 新潮社 2012年)

 

何ヶ月か前に映画化されて話題になりました。知り合いの方にすすめてもらい、つい最近読んだのですが、やっぱり小説はその世界にトリップできるのが楽しいです。私は哲学系の思想の本や、新書、自己啓発本などを読みがちなので、久しぶりに小説を読みました。もっと小説も読もう...

 

 

さて、この『何者』ですが、就活する現代の若者たちの葛藤と人間関係を描いた作品。

その人間関係のキーになるのが「Twitter」です。今や若者の多くが利用しているツールですよね。この作品の面白いところは、「Twitter」を背景に、「気づいていても、見て見ぬ振りをしている自分自身の姿」をストレートに表現しているところです。「これ自分にも当てはまるな...」と思えるシーンが何度もありました。

 

 

今の若い世代はSNSをはじめとして、自分の思いのはけ口が多くあります。表現手段が増えたと言えばそうなのですが、なんでも水面下で言えてしまうのが怖い。人前ではみんなお面をかぶって相手とトラブルが起きないようにし、スマホやパソコンの前でようやく素顔を見せたかと思いきや、その素顔にも表と裏があって...どの自分が本当の自分なんでしょうか。自分が思っているのとは違う者が、本当の自分なのかもしれません。

 

 

読んでいて色々と考えさせられる作品でした。サクサク読み進められるので、「本は読みたいけど時間が...」という方にもおすすめです。

まだ映画は観ていないので、また後日映画のレビューも書きたいと思います。

 

それでは!